2023年12月01日

先日ヨガの先生に、ヨガはマットのうえでの練習に限らない、むしろマットを下りてからが本当の修行である、との話をしていただきました。

例えば歩くことでもひとつひとつの動作に集中してその一つ一つの動きを味わい繊細に感じることこそがヨガの精神である、とのことでした。

その例として、「歩行瞑想」というヨガもあると教えていただきました。

歩行瞑想とは歩きながら行う瞑想で、動いている自分の体に意識を向けて集中することで、頭から雑念を取り払うのです。 頭がクリアになって集中力がアップし、ストレス解消、運動不足解消などの効果も期待できるそうです。

 

このお話を聞いて、はっとしました。

私はかなりせっかちでお世辞にも落ち着きのあるタイプではありません。

最近は加齢もあり多少はおちつきつつありますが、それでも、通勤電車では、好きな音楽やNHKラジオの英語を聴きながら本を読んだり、X(ツイッター)をのぞいたり。

家では、テレビをつけっぱなしにしながら本を読んだり、ヨガの練習をしながら英語を聞いたりして、ついつい一度に複数のことをしがちです。

これではひとつひとつを味わうどころではなく、ごちゃまぜの丸飲み状態です。

時間がないときにやるべきことを効率よく進めるときにはマルチタスクもよいと思いますが、本来自分の楽しみやリラックスのためにやっていることを雑にやるのはよくないと反省しました。

 

どうすればよいのか・・・

まずは、心がけを変えるというのが大切だと思います。

一つのものごとにおちついてじっくりと向き合うという姿勢を意識して大切にしようと思います。

あとはスケジュールを詰め込みすぎない、というのも必要だと思います。

例えば、休みの日はついつい予定を詰め込みがちですが、一日にひとつ、くらいの気持ちでその日のメインと決めたものをしっかり楽しみにしてじっくり味わうようにして、数をこなすことやたくさんの予定が詰まったスケジュールをこなすことに満足しないように自分に言い聞かせたいと思います。

ひとつひとつのことに対して大切に向き合い、しっかり味わうことで日々の生活が幸福感で満たされるようにすることが現在の目標です。