事務職員のエッセイ

2021年02月15日
セカンドキャンドルライフ

最近、寒い夜はキャンドルを灯して過ごしています。
北欧の夜の過ごし方を意識して、というよりも、大寒波により電力供給がなかなか厳しいぞというニュースを目にしたので、夜は照明を消して、いつ買ったかも覚えていないうっすらほこりをかぶったインテリアのアロマキャンドルを使ってみることにしました。

ひとり暮しを始めたばかりの学生の頃は、電気代を節約しようと、100円ショップのキャンドルを買い込み、夜を過ごしていました。入浴時もキャンドルを持って入った記憶があります。けれども電気代よりキャンドル代のほうが高くつくことに気がついて、私の第一期キャンドル生活は終止符を打ちました。

今はオール電化のマンションに住まいし、火とは疎遠の生活を送っています。
火を使わない生活が日常化すると、ガスコンロを使う場に遭遇しようものなら、腕を最大限に伸ばして、コンロからできるだけ距離をとって点火します。それぐらいに火が怖くなっていました。

このままではいざサバイバル生活をしようにも、支障がありすぎる、と奮起し、第二期キャンドル生活はマッチを使って火を灯しています。実のところ、ライターのほうが怖いし、チャッカマンは使うのも捨てるのも怖い、というのが本音ですが。
マッチ売りの少女は、マッチを灯して様々な想像をふくらませていました。火が怖い私は全くそんな余裕はありません。とにかく早く火をつけてマッチを1秒でも早く水につけようとあたふたしてしまいます。マッチ売りの少女、尊敬します。

具沢山スープを食べていると、キャンドルひとつで闇鍋ならぬ闇スープを味わうことができることも発見でした。自分で作って自分が食べているので、具材も分かってはいるものの、にんじんかと思いきや大根だったりします。楽しいといえば楽しいです。

新型コロナウイルスとの共存はまだまだ続きます。また別のウイルスと遭遇するかもしれません。いつ災害が起きるかも分かりません。

あらためて、今までの当たり前を見つめ直そうと、キャンドルのゆらぐ炎を見つめながら考える今日この頃です。この炎で、網を敷いてスルメをあぶったらおいしいかな、とか想像しつつ。

スオミュージック