2025年06月01日

なにかと生きづらい世の中、自らの不運を祈る人はいないと思います。
もちろん私も自分の幸運を願いつつ暮らしています。

そのために推奨したいのは、小さな親切をするということです。
恥ずかしながらもともとはチケット運(ライブのチケットが当たるように、できればよい番号が当たるように)と願って、以前より頻繁に(できれば目立たないようにそれとなく)電車の席を譲ったり、飛行機で小柄な女性の荷物を荷物棚から降ろしてあげたり、飲食店で後のお客さんのために席を移動したりと小さな親切を心がけるようにしてきました。
もちろんバスを降りるときにはお礼をいう、落ちているごみを片付けるなどもあります。
要はその場で自分がそれほど大きな負担なくできることで人の役に立つようなことがあれば、変に照れたり躊躇したりすることなく、チケ運、チケ運、と唱えながら実行するということをしていました。
これも続けているうちに習慣となり第二の性分のようになってきました。

そういうことを続けた結果本当に少し運がよくなったような気がしてきました。
何より自分が人に親切に、なるべく礼節をもってふるまうことを心がけるようにしていると、周りの雰囲気がよくなることに気づきました。
さらに、たまたまそれが知り合いのいる場所では、いい人だという評価までついてきます。
なにより自分のしたことは自分が一番知っているので多少は自己評価もあがります。
結局、情けは人のためならず、ということで、わずかな負担で人に親切にすることによって自分の生活の質がアップするという幸運に恵まれた気がしています。
チケ運については波があるので今のところなんとも言えませんがもうそんなことはあまり関係なく小さな親切は続けたい気持ちになってきています。

一方でこの仕事を長年していると、バチは当たるものだなあ、と実感するようになってきました。
人に意地悪ばかりしている人は孤独になってしまうし、ずるいことをしている人は周りにもずるい人が集まりがちですし、周りからもずるい人という扱いを受けるので一瞬は人を出し抜いて得をしたように見えても長い目でみれば結局は損をしてしまうような気がします。

要は、幸運を引き寄せるには、人にはできる限り親切に、ずるいことはしない、という面白くもなんともない結論になってしまいましたが、案外そんなものかもしれません。