執筆者:昭和芸能デスク
2012年02月15日

生チョコ、生クリーム、生湯葉、私はあまりお酒は飲みませんが一息つくときの生ビール…。
やはり、ナマはいいものです。

昭和芸能デスクを自負するテレビっ子としては、テレビの生放送も好きなナマのひとつです。
その中でもナマの醍醐味はスポーツ中継ではないでしょうか。

先月29日(日)に第31回大阪国際女子マラソンがありました。陸上競技ファンならずとも注目の大会です。
私はどちらかというと陸上には疎い方ですが、この大会は毎年楽しみにしています。
幼い時に一度、おそらく現在の開催回数から考えて同大会初期のころ、沿道に出て旗を振りふり応援したことがあります。
子どもだったので前の方に立たせてもらい、選手があっという間に走り去っていくのを見ました。
どの選手の走りもテレビ画面で映っているよりずっと速いのがわかって、小さいながらもマラソン選手の凄さを感じ、地元開催ということもあって私の中で大変親しみのある大会となりました。

スポーツは自分でするのも勿論楽しいですが、実際選手が競技している姿を間近で見るとその迫力に圧倒されて感動しますし、私のような凡人との違いをはっきり実感でき、次からその競技や種目にそれまで以上に興味が湧いたりします。
ナマというと食べ物ばかり連想する食いしん坊の私をもってしても、子どもの時以来、生で見るスポーツは食べものと同じくらい変わらず魅力的です。

10年ほど前になりますが、留学先の韓国では何度かサッカーの試合を見に行きました。
ちょうどワールドカップ開催時でしたので、日韓親善試合が行われることになり、留学生仲間とソウルの蚕室(チャムシル)という所まで応援に出かけました。
そこは1988年のオリンピック会場にもなったオリンピックスタジアムです。どこもスタジアムや球場など現地へ足を運ぶと、日常生活と空気感が違ってわくわくします。
この日は、試合前の選手のウォーミングアップが始まる時間からスタジアムに入ったので、自分の席番号とは関係なく最前列まで降りて行って練習風景を見ることができました。
日本の有名選手たちが練習する中で、往年の名選手釜本邦茂さんや川淵三郎さんの姿もありました。
観覧席にも私たちのような留学生だけでなく、日本からわざわざ応援に来た人たちが数多く集まり、気合いの入った格好のファンの人たちも見かけました。
そんな熱い客席の一体感がよりいっそう気持ちを盛り上げたのでしょう。あまり熱心にそれまでサッカーを見たことがなかった私も、にわかサッカーファンとなって応援し、大変興奮したのを覚えています。
見に行った翌日は疲れてぐったりしてしまいました。
以来、サッカーにも興味を持ち、こう書くと札勘スイマーさんには叱られそうな話ですが、未だに何か大きな試合のときだけは熱心にテレビ観戦します。

まだまだ寒い今年の冬は、ウィンタースポーツも楽しみのひとつです。
一昨年、門真市・なみはやドームで開かれたフィギアスケートのオールジャパンメダリスト・オン・アイスを見に行きました。
こちらは競技ではなく、オリンピックに出場した外国の選手も参加しての華やかなショーでした。
女子では先日四大陸選手権に出場した浅田真央選手や村上佳菜子選手、現在は休養している安藤美姫選手らがオリンピックの時のような華麗な演技を披露してとても感動しました。
男子では高橋大輔選手や小塚崇彦選手、外国のオリンピック代表選手などメダリストたちが次々登場し、一緒に滑ったり男女とも競技とはまた違った照明や演出で大変楽しかったです。
リンク内を大きく滑って回るだけでも、「わあ」と思わず歓声を上げて見入ってしまいました。
浅田真央選手がトリプルアクセルに挑戦した四大陸選手権をテレビで見て、またもう一度、生の醍醐味を味わいたくなりました。