2021年10月01日

スタートアップからのご依頼について、特に強い関心をもって取り組んでいます。
コロナ禍のなかにあって減速や方針見直しを余儀なくされた企業は多くありますが、その一方で「ピンチはチャンス」と積極的に捉えている企業もあります。
とくにスタートアップは世の中の変わり目を大きなチャンスとし、社会での存在感を強めています。大企業にオープンイノベーションの取り組みが浸透してきたことや、金融緩和を背景に資金調達をしやすい環境にあることも、スタートアップにとって強い追い風となっています。
私の場合、新株発行など資金調達へ向けた取り組みをきっかけにスタートアップからご依頼を受け、その後は調達した資金を活用していく局面として事業開発や体制整備について検討させていただくケースが多いです。

元気なスタートアップと一緒に仕事をすることは弁護士にとっても楽しみです。
新しい発想を事業として立ち上げて社会実装していく過程にワクワクさせられます。
また、スタートアップは専門性を大事にしています。それは自社だけでなく周囲へのスタンスとしてもです。スタートアップは他にない新しいアイディアや技術という究極の専門性をもって世の中に打って出ようとしています。この志は、翻っては周囲の専門性をも尊重することにつながっているようです。
そうした依頼者と一緒に仕事をできることも弁護士にとってのやり甲斐です。

今のところ、「スタートアップに特に関心がある」と言葉に出している弁護士は我が事務所では私ひとりです。
しかし、そうしたことを敢えて口に出して言いまわるうちに他の弁護士たちにも同じ考えが浸透していくに違いありません。思考は現実化する。発言は現実化する。

また、現在、私たちの事務所では採用活動を行い、新規加入する弁護士を募っています。
私のこの文章を読んで「自分もスタートアップ関係の仕事をしてみたい」と名乗り出る若手に巡りあえることを期待しています。