2021年12月01日

今回は、我が家の幼児向けのおすすめ絵本について紹介させていただきます。
子供が寝る前に、雨が降って外に出られないときに、はたまたトイレ・トレーニングでトイレに閉じこもるときなどに重宝します。何冊も読むので図書館のお世話になっていますが、よくできている絵本もあって大人の自分にも勉強になるものもあります。
今回は、子供が喜んだ絵本でシリーズ化されているものを、勝手ながら思いつくままに紹介させていただきます。

1 「アンパンマン」シリーズ(フレーベル館)
いわずと知れた国民的キャラクターです。シンプルなのに独特なデザインで子供の心をつかんで離しません。いつの間にか自分の知らないキャラクターが増えていましたが、イメージしやすいネーミングとデザインは、知らず知らずのうちに子供の語彙力を増やしてくれます。食育ということにもなるのでしょう。
絵本の他にもテレビ放送、映画まであり、さらにグッズ販売、アンパンマンこどもミュージアムなど多方面での展開がなされており、もはやその全体像が把握できないほどです。こんなところにもアンパンマンがいるのか、と驚かされることも多いキャラクターでもあります。

2 「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)
子育て漫画を執筆されている方のインスタグラムで紹介されていて、つい最近知った絵本です。たくさんの小人たちが「はたらくくるま」(ブルドーザー、クレーン車など)を駆使して、いろいろと手助けをしてくれます。
現時点では、人気も高いようで図書館ではなかなか借りられないので我が家ではシリーズを読破する前に対象年齢から外れてしまいそうです。
おじいちゃん、おばあちゃんからの絵本のプレゼントとして良いかもしれません。

3 「100かいだてのいえ」シリーズ(偕成社)
1~10階、11~20階、、、と10階ごとに異なる動物、昆虫などが住む100階建ての家。最後の100階には誰がいるのか?絵を楽しみながら100まで数えることができます。数字に関心を持ってもらえるのでは、という下心(親心)とともに読み始め、子供が喜ぶのはうれしいのですが、1から100まで何回も数えることになるのがつらくなるときがあるのは確かです。。。こちらも素晴らしい絵本です。

4 「わんぱくだん」シリーズ(ひさかたチャイルド)
けん、ひろし、くみの3人からなる「わんぱくだん」。わんぱくだんが体験する不思議な非日常と、それを3人で協力して解決していくストーリーを子供は気に入っています。図書館で他のお子様が「あ、わんぱくだん、あった」と言っていることもよく聞くので、こちらも人気が高いようです。
友達と一緒に遊ぶこと、世界観を共有する楽しみに関心をもってもらえるかと期待しながら読み聞かせています。

5 「恐竜トリケラトプス」シリーズ(小峰書店)
子供に人気の恐竜トリケラトプスが主人公です。父親のビッグホーンと子供のリトルホーン、ミニホーンたちによる冒険の物語。肉食恐竜との闘いなどビッグホーンたちの活躍に言葉通り息をのんで聞き入っています。
途中、私が張り切りすぎて、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀のどの時代の恐竜か、また、名前が付いた由来、化石が世界のどの国で発見されたのか等を調べて説明し始めたところ、どうも説明がくどいらしくこうした話は聞き流されていますが。。。
絵本自体は純粋に楽しんでおり、シリーズ読破を狙っています。

6 「バーバパパ」シリーズ(偕成社・講談社)
自分が子供のころにも読んだ覚えがあり、息の長い作品です。
バーバパパ、バーバママと7人の子供たちからなるバーバ一家の物語。話の内容は、いたずら好きの子供たちの失敗から始まる話など軽快なものもありますが、ときには「はこぶね」、「生物多様性」、「環境問題」など難しいものが含まれていることがあります。
どう説明したら子供が理解できるか迷いながらも、子供が喜んで読んでいるので毎回違った説明を試みています。

7「おさるのジョージ」シリーズ(岩波書店)
テレビ放映されていることは知っていましたが、絵本が原作であることは初めて知りました。「ひとまねこざる」シリーズから始まり、他の制作者により「おさるのジョージ」シリーズとなり、日本ではテレビ放映されたようです。
知りたがりの子ザル、ジョージが、仲良しの黄色い帽子のおじさんと過ごす生活。ジョージが関心をもって知りたくなると、そのあとのジョージの行動で大変なことになります。だけど誰かの幸せにつながることもあります。
消防署、図書館、歯医者、チョコレート工場など場所を移してジョージが起こすトラブル(?)を子供も喜んで話を聞いています。

8 「おしりたんてい」シリーズ(ポプラ社)
おしりたんていが、相棒のブラウンととも謎をププッと解決します。
謎解きの要素がしっかりしていて、子供が初めて楽しめるミステリー小説のようなジャンルの本と位置付けています。絵には、一度読んだときには気づかなかったヒントが隠されいて、2度、3度と読んでも新しい発見があります。また、おしりたんていの父親「おしりダンディ」は「たんてい」に濁点を付けたネーミングになっていたり、他のキャラクターも「シャーロック・ホームズ」にかけて「キャーロット・ホース」と名付けられていたりと、言葉遊びの要素もちりばめられています。
「おしり」「ぷぷっ」など子供が喜ぶ(?)お下品ワードをちりばめつつ、紳士的なキャラクター設定や丁寧な言葉遣い(「失礼こかせていただきます。」など)で、保護者の心配をやわらげている絶妙なバランス感覚も楽しめます。制作サイドのセンスの良さを感じます。

以上では紹介しきれないのですが、他にも素晴らしい絵本がたくさんありお世話になっています。「ぐりとぐら」シリーズ、「バムとケロ」シリーズ、「だるまちゃん」シリーズ、谷川俊太郎さん、いわさきちひろさんの絵本など。機会があれば改めて別の絵本も紹介させていただきます。