執筆者:昭和芸能デスク
2007年02月15日

昨年末に、久々にソウルへ行ってきました。約1年半ぶりの韓国です。
すっかり町並みの変わったところもあり、時の流れの早さを感じました。

2泊3日と慌しい日程ではありましたが、仕事の都合などでソウルに残っている友人と会ったり、留学時代によく通った食堂へいったりと、留学当時に戻ったようで、つかのま社会人であることを忘れました。
旅行のいいところは、その間、日常生活から離れられるところです。
特に、こんな生活は日本では出来ないなあとしみじみ思ったのは、昼夜関係なくあちらこちらへ出掛けたためでもありました。

普段は就寝時間も日にちをまたぐことはほとんどなく、朝も目覚ましベルが鳴る少し前に目覚めるくらい規則正しい生活を送っている私ですが、今回はソウルの繁華街・東大門のショッピングモールへ友人と連れだって行き、明け方まで歩き回りました。
日本でもあまり夜は出歩かないほうなので、まだ真っ暗な午前4、5時になってもまったく変わらずネオンが煌々と点り、多くの人たちが行き交う様子を見ると、こんなにたくさんの人がいろんな生活をしているんだと実感して妙に元気をもらえます。
中でも仕入れのためか、たくさんの衣類をつめこんで大きくふくらんだビニール袋をいくつも抱えてすたすた歩く人たちなど、いつ眠るんだろうというくらい元気です。

東大門は問屋街ですが、賑やかな市場やショッピングセンターがつづき、観光地としても有名な場所です。
韓国ではよく見られる風景ですが、屋台も多く立ち並んでいます。屋台も服や雑貨から食べ物などさまざまで、「スンデ」と呼ばれる豚の腸詰や、日本語と発音も形態も似ている「オデン」は、寒い韓国で食べるとひときわおいしく感じます。
スンデは、見た目も味もグロテスクでためらう人も多く、実際私も最初は躊躇しましたが、だんだん慣れてくるとクセになる食べ物です。特にお酒を飲む人にハマる食べ物のようで、私の友人たちはみな酒豪揃いなので喜んで食べています。
あと、東大門へ来たら必ず食べたいものが「タッカンマリ」という鍋料理です。直訳すると、ずばり「鶏1羽」というもので、その名のとおり鶏がまるまる1羽入っています。白濁スープと一緒に煮て、鍋の中でざくざくはさみで切り、適当な大きさにして食べる豪快な料理です。つけだれはコチュジャンと韓国醤油にからしを合わせたものですが、辛いものが苦手の友人にも大変好評だったので、屋台に抵抗がある方にはぜひおすすめします。最後に麺を入れて食べるとさらに楽しめますのでご賞味下さい。

もうひとつ、やってみると面白かったのでおすすめしたいのがカジノです。カジノと聞くと、眉をひそめられる方もいると思いますが、自分を見失わなければ健全で楽しいあそびです。
以前、見聞のために行ったことはありましたが、小心者なのでスロットマシーンを2、3度やっただけで帰ってきてしまいました。
今回の旅行では悪友たちに勧められ、初めてルーレットをやってみることにしました。
ルーレットの出る目を予測して、自分の思うところにチップを置きます。偶数・奇数といった大まかな予想で置くことも出来るので、私のように遊び慣れていなくても充分楽しめました。
観光客向けでパスポートなど身分証明書の提示が必須で、ソウルの有名ホテル内等にあるので安心です。

こうして学生(?)に戻ったような3日間でしたが、戻らなかったのが韓国語の語学力でした。
韓国人の友人からも、全然言葉が出てきてないと指摘され、やはり語学は続けなければ意味がないと改めて痛感し、日々の怠惰を反省した次第です。