事務職員のエッセイ

2017年08月15日
あこがれの年

今年も高校野球夏の甲子園が始まり、あっという間に試合も中盤を迎えました。
出身校でなくても、自分の出身地や地元の学校をついつい応援したくなるのは人情というものでしょう。
自分よりも年下がプレーするようになってもう随分経ちますが、世代が変わっても、一生懸命何かに取り組む姿はやはり胸を打たれます。
こと同世代が活躍する姿は、知り合いでもないのに妙に気になったり、勇気づけられたりするものです。
生まれ年が同じだというだけで、縁もゆかりもないのに活躍するたびに嬉しく、なんだか誇らしい気持ちにもなります。

そんな中、自分の生まれ年とは関係なく、この年代は有名人や活躍している人が多いなあと感じて羨ましく思う年がいくつかあります。
そのうちのひとつ。今年80歳を迎える昭和12年(1937年)生まれです。

先月亡くなりましたが、平尾昌晃もその一人。
ここ数年は、大晦日にある紅白歌合戦の締めに歌われる「蛍の光」の指揮をしていました。
若いころは山下敬二郎やミッキーカーチスらと共にロカビリーブームの立役者となり、昔のスター秘蔵VTRなどでよく紹介されるように、ステージに向かってテープが投げ込まれ、興奮のあまり客席から壇上に上がろうとしたり、花束を渡すついでに抱きつこうとする客や失神した人が続出したという話は有名です。
また、平尾昌晃といえば「カナダからの手紙」を思い浮かべる人も多いでしょう。
デュエットソングの定番になった曲です。私もカナダへ旅行した時は、思わず口ずさんでしまいました。
これまでに多くの歌謡曲やドラマのテーマソングなどを作り、作曲家としてもその才能を発揮した人でしたが、自らステージに立って歌うだけでなく、音楽スクールを立ち上げ、後進への道もつくり石野真子ら多くの歌手を輩出しました。
70年代からのアイドルブームの火付け役ともいうべき存在です。こうして音楽に携わり続け、若い時からずっと第一線で活躍できる人はそうはいません。
ほかにもこの年生まれには、美空ひばり、緒形拳など歌手にも役者にも、際立って活躍した人が多いのです。

健在なところでいうと、伊東四朗。もうすぐ80歳というのに、ドラマでの現役の刑事役に全く違和感がありません。
てんぷくトリオから電線マン。ずっとテレビに出続けて、今日までテレビで見ない日はないくらいです。

そして先日、生誕80年の記念ライブをテレビで披露していた加山雄三。
体格も歌声も衰えを感じさせません。まさに永遠の若大将。

当事務所のそばを通る御堂筋も、実は80歳。
年を経るごとに元気で居続けるられることの大変さを痛感する今日この頃。
元気で80年。思わず拍手を送ってしまいます。

昭和芸能デスク