2019年10月01日

働き始めてから約2年が経ちました。
振り返ると弁護士の同期に励まされることの多かった2年でした。
そこで、今回はあまり一般には知られていない弁護士の同期について書きます。

同期というと所属する事務所の同期を想像されるかもしれませんが、そうではありません。というのも新人弁護士の就職先に同期がいることはそう多くないのです。理由は単純で、少数の大規模事務所を除けば弁護士事務所の規模が小さいからです。日弁連が発表した統計を見ると、全事務所のうち弁護士5人以下の事務所の割合が90%以上です。これくらいの規模の事務所で新人を一気に2名雇うということは稀です。当事務所は弁護士が10名ですが、私にも同期がおらず、年齢が一番近い弁護士でも10歳以上年上です。

では、私の言う同期が何かというと、司法試験合格後の1年間の研修期間の同期のことです。この研修を(司法)修習といい、研修生を(司法)修習生といいます。司法修習というと名前くらいは聞いたことくらいがあるという方が大半と思われます。弁護士をテーマにした映画やドラマは数多くありますが、司法修習生をテーマにしたドラマは私の知る限りは1件だけ(ビギナーというフジテレビ系列のドラマ。)です。
司法修習の流れを大まかに説明すると、埼玉県の研修所に集まって約2週間研修→各都道府県に散らばって約8ヶ月研修→再び埼玉県の研修所に集まって約1ヶ月研修→卒業試験という流れです。研修所では座学がメインです。大半の修習生が研修所に併設された寮に暮らしているので寮生の学生生活をイメージしてもらえば分かりやすいと思います。一方、地方の研修は、弁護士事務所、検察庁、裁判所に配属されて実務を学ぶというようなイメージです。いずれの研修でも配属されたクラスで研修を受け、グループワークも多いので、所属クラスの人とは仲良くなります。そのため、修習同期には、仕事の話ができる同僚のような側面と、学校の友人のような側面があります。
そのため、人によりけりですが、修習を終えてからも修習同期のつながりというのは結構続きます。修習同期で独立して事務所を立ち上げることも多いです。私の場合だと、仕事で困ったことを相談したり、他の事務所の仕事について教えてもらったりして助けてもらっています。純粋に遊びに行くことも多いです。

このように弁護士には修習を通じた横の繋がりがあるのです。私自身は他業種でこういった例を耳にしたことがないので弁護士特有の文化なのかなと思っています。