弁護士のエッセイ

2018年10月01日
見てはいけない

巷のイケてる法律事務所では、やり手・若手弁護士の一日などというものを紹介している例が散見される。しかし、地味で真面目な当事務所の弁護士としては、そのような紹介例はリアリティーがないと感じていた。そこで、当職はリアル弁護士をイメージしていただくべく、以下ではとある弁護士の一日を紹介したい。

(真面目な日・週2~3日)
8:15   起床・簡単に朝食を摂る。
8:45   寝ぐせを完全に直さずに家を出る。
10:00  法廷の口頭弁論期日に出席する。
10:30  事務所に戻り前日と当日の電話対応をする。
合間に資料の検討や書類の作成をする。
11:50  会社員が押し寄せる前にコンビニでパンを買う。
食べながら事案の資料を読む。
14:00  依頼者と打ち合わせする。
15:30  疲れが出てしばしネットサーフィンをするか、机に突っ伏して昼寝する。
       しかし、すぐに電話が掛かってくるので中断となる。
17:00  コンビニでおやつのアイスを買ってくる。
18:00  やっと電話が減ってきて、資料の検討や書類の作成がはかどり始める。
19:30  疲れが出てしばしネットサーフィンをする。
21:00  事務所を出る。割と疲れている。今日も十二分に人としゃべったと感じる。
22:00  家に帰ってご飯を食べる。妻は既に食べている。
       妻には30分5000円ですと断って会話し、30分経過で打ち切る。
22:30  風呂に入る。
23:00  俺の時間が始まる。ビールを飲み漫画を読むかゲームをする。
       日中、難しい文を読み続けるので、帰って細かい字を読む気にはなれない。
24:00  妻を寝かし付けて俺の時間を楽しむ。
25:00頃 就寝。

以上で90%位リアルな一日を表現できたと思う。
残りの10%はトイレに何回行ったかなどというどうでもいい話なので割愛する。

(真面目ではない日、というか疲れている日・週1~2日)
午前   午前というより昼という時間に出社する。
以降   真面目な日に同じ。

(超真面目な日・週2日位)
エンドレスで仕事をする。~終電、~翌日未明。
翌日は、午前に予定がなければ出社が遅くなりがち。
ある依頼者のために前日に命を削ったと想像して優しい目で見ていただければ幸いです。

弁護士 高橋 英伸