弁護士のエッセイ

2017年12月01日
街歩き

東京で弁護士登録をして後、ご縁があって今年の4月から大阪で弁護士登録をすることとなりました。東京にいるときもそうでしたが、趣味は街歩きです。

どこを目的地とするわけでもないのですが、歩いて目についた神社に立ち寄ったり、史跡の碑文を読んで楽しんでいます。

若いころは、あの説明は一体誰が読んでいるのかと不思議に思っていましたが、年齢によって関心というものは変わるものだなと実感しました。

碑文は、地名の由来や歴史的由緒が書かれていて非常に興味深いです。この碑文を発見するのを楽しみに散策しています。東京では、よく知られたところで「銀座」の由来が江戸幕府によって銀貨鋳造所が置かれたことにあるとか、「京橋」は京都に向かうときに最初にわたる橋だからとか、道の端にひっそりとたたずむ碑文を探して歩いています。

東京駅近くの八重洲について、その由来が江戸時代のオランダ人通訳ヤン・ヨーステンが住んでいたことから、彼の和名「耶楊子(やようす)」から転じて八重洲(やえす)になったと書かれていたものがあり、さすがに冗談かと思いましたが。

大阪でも「京橋」(今日ばし?)に対して「今橋」と名付けられたとか、同じく銀座や銅座の跡地を見つけたり、職場近くの碑文や歴史的スポットを探しています。

時間があるときには職場から自宅まで歩いて帰ってみることもありますが、真田幸村にゆかりのある神社なども見つけています。夜の遅い時間であったため中には入れませんでしたが、次にくるときの楽しみにととっている場所がいくつかできました。

時間のあるときに訪問しようと思いつつなかなか実現しておりませんが、神話の国奈良や、古都京都などまで含めると楽しみが尽きません。

今は大阪を中心に近畿の地を空間的な広がりという横糸での把握に努めておりますが、土地勘がもう少しついたら歴史的な広がりという縦糸での見聞も広げてみたいと考えています。

弁護士 井上 彰