弁護士のエッセイ

2018年08月01日
大谷選手

7月29日(日本時間)にホーム球場であるエンゼル・スタジアムで大谷翔平選手がフェンス直撃の二塁打を放った、というニュースが流れました。
大谷選手は靱帯損傷の診断を受けて6月9日に故障者リスト(DL)入りしましたが、幸いにも完全断裂でなく部分断裂であったため、ひとまず保存療法による治療を受けつつ
6月下旬の検査を経て7月4日に打者として復帰しました。
そして打率が高いとはいえないものの、29日までで3本のホームランを放っています。また、上述したとおり7月29日に放った二塁打はフェンスに直撃したのですから、その飛距離も申し分ないと思います。

大谷選手のこれまでを簡単に振り返ってみますと、高校生の時にメジャーリーグへの挑戦を表明していたものの、これにかまうことなくドラフト前から「指名する」と表明していた日本ハムから実際に指名を受けました。
指名を受けてもメジャーリーグ挑戦の意思をなお表明していましたが、栗山英樹監督を含めた球団側との交渉の結果、心を大きく動かされたらしく、日本ハムに入団することを決意しています。
5、6年前の話ですが、球団関係者が花巻東高校や大谷選手宅に何度も足を運ぶ様子が、テレビでよく報道されていましたので、今でもよく覚えています。

そしてドラフト後の交渉で、大谷選手の希望に沿うよう投手と打者の二刀流で育成したいと言われたとおり、日本ハムに入ってからも二刀流で活躍し、2016年には、投手と指名打者の両方でベストナインに選ばれています。

投手としていつ復帰できるのかですが、7月19日の再検査により、右肘が回復に向かっていることが分かり、まずは投球練習を始めることができるようになったとのことです。
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手も2016年に右肘靭帯の部分断裂を負いましたが、保存的治療を受けて2か月半ほどで復帰しています。部分断裂といってもどの程度の部分断裂なのかによって治り具合も変わってくるでしょうから一概には言えませんが、同じく2ヶ月半ほどで大谷選手も投手として復帰すると素人的考えで仮定すると、その時期は8月下旬または9月ということになります。
とはいえ、もう一度右ひじを痛めれば選手生命にかかわってくるでしょうから、そうならないよう、できれば今期は右肘に負担のかかりにくい打者としての出場だけにしてもらいたいと思います。
そして再び投げる姿をみたいと思います。復帰後も右肘を痛める前と同じく、時速160㎞前後の速球、スライダー、スプリット、カーブなど多彩な変化球を投げるのか、または球種や配球を変えてくるのかにも注目しています。

弁護士 木ノ島 雄介